ソウルたより ~コプチャン、マクチャン~ 韓国は中国ほどではありませんが、食物を余すこと無く食べる国です。 (その割りに、韓国、中国では料理を大量に残しますが) 特に肉系は内臓まで幅広く食し、その下処理も大変上手なようです。 私は日本に居る時は、こういう所謂、モツ系は食べることができませんでしたが、 韓国に来て、その新鮮さと美味しさに出会い、今では好んで食べるようになりました。 コプチャンは牛の小さな腑の事を言い、マクチャンは牛の4番目の胃です。 今日の写真はコプチャンです。 この店では、まず店の厨房で炭焼きにしてからテーブルに運ばれます。 たっぷりの野菜炒めと、辛いタレ、甘めのバーベキューソース、醤油ベースソース、 きな粉、エゴマの葉にトビッコが載ったもの(これに包んで食べたりします)、 玉子スープ、キムチなどが出て一人前10900ウォンです。(写真は二人前) また、鉄板や石盤や鍋を使った料理でしたら、最後にそこでご飯を炒めてくれます。 その代金は120円から200円くらいの追加で済みます。 この「炒めご飯」は、うどん、しゃぶしゃぶ、鴨肉焼き、 もつ焼きなどを食べた後のシメとして不可欠で、 大体を食べ終わる頃に、「ご飯炒めてくださーい」と 声を掛けるとお店の人がやってくれます。 旨味が残った鍋や鉄板で、海苔と卵や韮などを混ぜたご飯を焼くと 香ばしくて、ついつい食べ過ぎてしまいますね。 私はこの炒飯を焦げ付かせて食べるのが大好きで、強火に焼いた後、 同伴者にこそげ取らせていただいています。 (このこそげ取る、っていうのがなかなか力がいるんですよ) （2015.08.16　takako Tanaka記)